みんなで泣いてんだか笑ってんだかわからない感じで光を励ました
あたしはこのチームのこんなところが好き
泣きながら笑いながら話しをしていた
いつもみんなの前で泣いたことなんてない朱莉も号泣だった
奈南は泣いてたかと思ったか急に笑い出したり
瑞季は静かに涙を流しながら話していた
一年生や二年生も泣いていた
あたしたちにありがとうって言ってくれた
「じゃあ最後相原な!!」
話したいことがありすぎてわからないよ
「っ…えーっと……
一年間こんなあたしについて来てくれてありがとうございました
あたしなんかキャプテンに一番なっちゃいけないような奴だったのに……
それでも一年間ついてきてくれてありがとうございました
みんなとソフト出来てほんとに楽しかったです」
ヤバい……泣けてきた
「ほ、ほんとは……勝って…おわりた…かったけど………
でも、……悔いはない……です」
泣くのを我慢したかったけど無理だった
言葉が途切れ途切れにしか出てこない
「莉衣泣くなって
あんたが泣くの珍しすぎてびっくりする」
奈南にそう言われても涙は止まらなかった
あたし大会で泣くの初めてかも
そのあとはなにを話したか自分でもわからない
言葉にできなかった
今までのこととか思い出したら言葉にならなかった

