青空の下







「おそーいっ!!」


知ってます……

しかもあたしキャプテンなのに…


「すいません……」


「じゃあ罰としてひとりで外周三周走ってきな!!

ちなみにみんなもう1周走ってきたから」


あたしだけ三周!?

まぁしかたないか(笑)


「ちゃんと走ってよ!!」


わかってるよ!!(笑)


ひとりで外周三周ってきつくない??

てか、恥ずかしい(笑)


あたしがグラウンドに戻ってくるとみんなバッティング練習をしていた


「おかえりー!!

じゃあ、奈南にキャッチボールの相手してもらいな(笑)」


もう瑞季がキャプテンでよくない??

奈南に相手してもらってキャッチボール


奈南とやるといつも爆笑なんだよね(笑)


「ねぇ??入学式のぞきに行かない??」

奈南はたまにとんでもないことを言い出すから(笑)


でもあたしも覗きにいきたいな(笑)

「見に行きたいよね」

体育館はグラウンドのすぐそばにあるから見に行こうと思えば見に行ける



「ちょっと行っちゃおーよ!!」


奈南と二人でみんなにバレないように行こうと思ってたんだけど


「入学式は10時半からだよ?」

えっ??


後ろから朱梨がすごく怖い顔であたしたちを見ていた


「さすが朱莉!!なんで知ってんの??」


「あたしの弟今日入学式だから」


マジで!?みたいっ!!


「じゃあみんなで朱莉の弟見に行こうよ!!」


「あんたたちなに言ってんの??」

こ、こわー(笑)