────────ドンッ


教室の前でたってたら誰かに背中を押された


「なに突っ立ってるのよ!!」


あ、沙羅!?

「おはよー」

「早く入ろうよ!!」


沙羅につれられて教室にはいると村瀬はいなかった


一安心……


沙羅がジッとあたしの顔を見てきた


な、なんかついてるか??


「……泣いたでしょ??」


あたしの耳元でこそっとしゃべった


ばれてる……


あたしは頷いた

やっぱり沙羅にはうそつけない


「村瀬がらみ??

昨日はなせなかったの!?」


「違うよ……

話したよ」


「そうなの??

だったら……」


「もう最悪だよ……

もう遊びたくなった

俺は一途ってキャラじゃない

もうあきた

だってさ(笑)人をバカにするのもいい加減にしろよ」

思い出しただけでもいらついてくる


悔しい……


「はぁぁぁあ!?

まじ最低…


莉衣!!行こ!!

村瀬に文句言ってやる!!」


え??

「い、いいよ

それもう会いたくない」


「でも…」


もういいの

村瀬とのこと頑張って忘れるから


「沙羅があたしと一緒にいてくれるだけでいいの」


もう男なんてどうでも良いよ