怖いけど仕方ないから歩いた
なんで無言なのさ!!
あんた話あるんでしょ??
でも、そうとう重い話とか??
あたしの感って結構当たるから怖いよ(笑)
しばらく無言のまま歩き続けた
「アイス食うか??」
帰り道の途中にあるコンビニの前で急に止まった村瀬
「アイスって気分じゃない」
まだ寒いんだよ??季節考えろよ
「気にすんな!!」
気にするし!!
村瀬はあたしにアイスを買ってくれた
いつもなら「買って!!」って言ってもあれこれ言ってからじゃないと買ってくれないのに今日は自分から買ってくれた
なんか村瀬じゃないみたい
そのあと近くの公園でアイスを食べることにした
いつだったかもここに来たよね??
あの時はきれいな虹が出てたっけ
今日は星がきれいだった
「なぁ??
もうやめようぜ??」
は??なんのこと??
急になに言ってるの??
でも、村瀬の目は真剣だった
だから怖くて聞けなかった
絶対良いことじゃない
それだけは確信した

