「っで、翔也は、どうなの? 受かって。」 「…。」 「受かったってことは、芸能人に なるんでしょ?」 「そういうこと…かな。」 ヤダ。そんなの。翔也には私と赤ちゃんが いるのに。 「私、翔也が芸能人になるなんて、 さみしい。 子供もデキたのに、 翔也のファンができて…」 考えるだけで胸が苦しくなる。