「まっ…、真崎さん!」



振り向けばそこには男子。


きっと何かの罰ゲーム。


明らかに、おどおどと左右を行き来する目があたしへの恐怖を物語る。



「……何?」


「あのっ、前から僕…っ」


「…あぁ、告白ならお断わり。」


「そんなっ、僕……!」



まるで狐を目の前にした兎のように。