里池くんのお願いを聞いてから、あっという間に球技大会当日になった。 「まっゆゆー!頑張ろうね~♪」 声をかけて来た莉子は、頭にハチマキを巻いてガッツポーズをしている。 莉子…気合い入りすぎだから… 「う、うん…」 と応えるしかなかった。 「ってゆーか!第一試合からだよ?!まゆゆ!!早くしなきゃ~」 そんな会話を交わしてから、試合は直ぐに始まった。