キィー 屋上のドアが開く音がして、現れたのは …里池くんだった。 「…待たせたよね?ごめんね。委員会だったんだ。」 「いいよ。ところで、莉子知らない?」 「あー、多分委員会じゃないかな?俺のとこはたまたま早く終わったんだよね。」 「そっか。」 そんなやりとりをしてから、しばらくの沈黙になった。