あっーー 2年前の冬の苦い体験を思い出して、もの思いにふけっていたら ヒラヒラと風にのった 1枚の紙飛行機が視界に入り、 自然とかざした私の両手のひらに ゆっくりと着地してくれた。 周りを見渡してみても、飛ばしたであろう持ち主はいなくて… しばらく待ってみたけれど、誰も取りに来ないので、自室へと持ち帰った。