店の中に入り、

珈琲と紅茶を頼んだ。

・・・

さっきの事が思い出された。

・・・

ピョンピョン飛び跳ねながら、

必死で

オレに気付いてもらおうとしてた千波。

オレが気づくと、

パアッと、明るい笑顔に変わり、

手を振ってくれた。

・・・

そんな姿が可愛くて、

思い出しただけで、

笑みがこぼれた。

・・・

「どうかしました?」

首を傾げながら、

オレの顔を覗き、

聞いてきた千波。

・・・

無意識なんだろうが、

しぐさ、一つ一つが

とっても愛らしい・・・

・・・

これまで、

何人の男の心を、

魅かれさせたのか・・・