「それはイイですが、

好きだと言っていますが、

彼女のどこに惚れたんですか?」


「もちろん千波の性格。

いつも強気なくせに、

実はスッゲー泣き虫で・・・って、

何であなたにそんな事

言わなきゃならないんだ?」

・・・

眉間にしわを寄せた秀明。


「貴方はまっすぐな方のようだ」

そう言ってクスッと笑うと、

バカにされたと思ったのか、

さらにしわがくっきり・・・


・・・

「私は整形を、推進していません。

あくまでも、彼女たちが、

幸せになる為の手助け。

千波さんは、手術なんかしなくても、

十分魅力的な方です。

機会があれば、

お話ししてみましょう」

・・・

明日、千波に会うことは、

言わないでおいた。

・・・

また付き添われては困ると思ったから。