・・・

そして、

私たちは結婚した。

と、同時に、

コウノトリが、

お腹に赤ちゃんを運んできてくれた。

・・・

「早く、赤ちゃん出てこないかな?」

・・・

敦紀が、

私のお腹を優しく撫でながら、

言った。

・・・

「10か月後には、

会えるから、その時までの

お楽しみ」

私は、

敦紀の手の上に、

自分の手を当て、

微笑んだ。

・・・

「千波」


「・・・なあに?」


・・・チュッ。