・・・

もう一度呼吸を整え、

ドアをノックしてみた。

・・・・

「・・・こんな時間に誰です?」

・・・

中から、

敦紀先生の声が聞こえた。

・・・

「・・・あの・・・

大槻千波です」

・・・

ゴトッ!!ガッシャン!!

・・・

中で、

物凄い音が聞こえてきたので、

私は慌ててドアを開けた。

「敦紀さん大丈夫ですか?!」

・・・

私は目の前の光景に、

一瞬驚き、

次の瞬間笑ってしまった。

・・・

私に驚いたのか、

椅子から落ち、

近くに置いていた器具が、

散乱していた。