でも、
和樹はちょっと本気みたい……
「ちょっ……」
あたしの首に腕を回してグンと近づけてくる。
ぅわ……
再び近いよ……
「なぁ、襲われてーのか? ん?」
クッとあたしの顎を持ち上げる。
「ばっ……バカ……」
耐えられなくて視線を反らす。
「反らすなよ…ちゃんと俺のこと見ろよ…
どうなんだよ」
うん。
なんて言えるわけないのに、
それは、和樹が一番わかってるでしょ!?
って
反抗しようと思っても顔が近すぎて何にも言えなくなる。
「ちがっ………ぅ…」
そう言うのが精一杯。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…