「何分かしたら、ケラケラ笑うまほ達の声が廊
下から聞こえてきた…あたしは、まほ達に鉢合
わせ。一瞬ビックリしたような顔して、"何か
用?"なんて言うからあたし言ったんだ
敦美に何したの?って…」
ゴクッと生唾を飲み込む。
なんて言ったんだろう…
「うん…」
「そしたら、まほ達…"なにもしてないよ? ま
ぁ、告白タイムには出ろって言ったけどねぇ?
"って…」
うん、言われた。
だけど、あたしにそんな勇気ないと思うけどねーって、バカにしてったけど。
「だから、アンタ達バカだね。和樹が敦美をフ
ルわけないじゃん?あんなに前からラブラブし
てんだから…って言ってやった!したら"うる
さいっ"て、怒っちゃった」
はぁあ…これだから、バカは。
と付け加えてため息をついた。
あはは、
強いな…真璃菜は…

