でもとりあえず言われたように屋上に来た。 屋上は誰もいなくて、とっても静かだった。 カシャンー… あたしはフェンスに寄りかかった。 同じタイミングで、 和樹が屋上に入ってきた。 パチッと目があう。 お互いに反らさないで一歩ずつ歩み寄る。 ちょうど真ん中くらいのところで、ピタッと足が止まる。 目の前には、悲しそうな目をした和樹。