昨日一晩寝ないで考えていたのは、 和樹に言いたいこと。 聞いてくれるかわからないし、 まず、避けられる可能性だってある。 だけど……話したい。 ちゃんと、 和樹と話し合いたいって気持ちが固まったから。 キーンコーン…カーンコーン…… 遠くで授業の終わりを知らせる鐘がなっていた。