「きゃあぁあっ!!」



耳が痛くなるくらいの女の子の歓声。


体育館に着くとすでに告白タイムが始まっていた。




まだ幸い一組目で、司会のひとが何やら女の子に好きなひとの質問をしていた。



ここで、あたしと和樹は一旦別れてあたしだけステージに向かった。




横目に見えるのは、女の子が顔を真っ赤にして好きな人に精一杯の気持ちを伝えている所。





「あのぉ…」




ステージ横についたあたしは、係りのひとと思われる人に声をかけた。




「なんですか?」




「あたしも飛び入りってことで、出たいんです



けど……」




言いながら照れた。



だって、
告白しに来ました。って言ってるようなもんだしね……