抱きしめられてるドキドキからかはわからないけど、なんでか私は気持ちを抑えられなくなっちゃつて。 「………だもん。」 「ん?」 「桃ちゃんと話してるとこ見るの、嫌だったんだもん………。」 言っちやった。 私、嫌な女… 彼女でもないのになぁ… だけど返ってきた言葉はちょっと意外だった。 「それ、俺もちょっとは期待していいってこと?」