「奈緒、るいちゃん困ってるでしょう。それよりるいちゃんにコレあげる」
麻理は俯いたるいに綺麗な箱を渡し、その箱を手に取るとるいの目は輝きを増す。
そして、その箱を手にした途端、るいは嬉しそうな笑顔を麻理に返すのであった。
「コレ、るいちゃんが家に遊びに来た時欲しそうな顔してたでしょう?」
「……………いいの?」
「お母さんがあげていいって、元々オルゴールらしいんだけど、音出るやつが壊れてるけど……」
「………ありがとう、大切………にする」
るいの笑顔を一人占めしている麻理に奈緒は嫉妬。奈緒も何とかるいを振り向かせたいが、今は何も持っていない。
「あ、あの……るい」
「な、な…………に、奈緒ちゃん?」
オルゴールを大事に抱きしめているるいにその箱の悪口など言えるはずもなく、何とももどかしいが何も出来ない。
麻理は俯いたるいに綺麗な箱を渡し、その箱を手に取るとるいの目は輝きを増す。
そして、その箱を手にした途端、るいは嬉しそうな笑顔を麻理に返すのであった。
「コレ、るいちゃんが家に遊びに来た時欲しそうな顔してたでしょう?」
「……………いいの?」
「お母さんがあげていいって、元々オルゴールらしいんだけど、音出るやつが壊れてるけど……」
「………ありがとう、大切………にする」
るいの笑顔を一人占めしている麻理に奈緒は嫉妬。奈緒も何とかるいを振り向かせたいが、今は何も持っていない。
「あ、あの……るい」
「な、な…………に、奈緒ちゃん?」
オルゴールを大事に抱きしめているるいにその箱の悪口など言えるはずもなく、何とももどかしいが何も出来ない。


