ラベンダー畑おぼえてる?

「勤、どないしたん?手、震えとるよ?何か変な事書いてあったん?」

「いえ……………」

「……………何か隠しとるやろう」

「いえ、本当に…………その………」

「あ!またそのクセ!」


 ドキっとした勤は慌てて手を後ろに隠すが、勤がウソをついた時にやるクセはしておらず、勤の顔はしまったという顔。


「ウチに隠し事は許さんよー、何が書いてあってん?」

「…………書いてあったんじゃなくって、書いてなくって……………」

「書いてない?」

「……………奈緒さんの事が」

「奈緒の事?」


 勤から再度手紙を受け取ったあかねは、手紙を一から読み始め、内容をもう一度確認。


「ホンマやなー、………………あ、確か何かケンカしていたわ」


 手をポンと叩き、何度も頭を縦に振ったあかね。その様子を見ていた勤の顔は晴れていない。