ラベンダー畑おぼえてる?

 るいの家は二階建ての一軒家、るいは家に帰るなり二階にある自分の部屋に駆け込んだ。

 かつてのるいの部屋はマンガがたくさんあり、壁には人気アイドルのポスター、そして人気キャラクターのグッスなどで埋め尽くされていた。

 しかし、今は受験のためにほとんどはクローゼットに仕舞われており、今は殺風景な部屋になっている。

 そんな部屋に着いたるいは疲れのあまり制服を着替える事もなく、一直線でベットにダイブ。


「はあ〜、30分、30ぷんだ……」


 疲れのあまり眠りつこうとした時、ケータイが鳴り出し、着信音からメールが来ていたのがわかった。


「きっとウザ子のメールだな、ウザいからパス」


 ケータイを取ろうせず、そのままベットから動こうとしない。そのため、時計の針はどんどん進んでいくのであった。