ラベンダー畑おぼえてる?

「……あかねちゃん、何が飲みたいの?」

「麻理におごってくれるん?ホンマ悪いな〜。いや〜何かウチが無理言ったみたいになってへん〜?」


 あかねの顔は悪びれた様子など微塵もなく、手を麻理の前に出している。


「ならウチが買って来るから」

「それじゃあ、奈緒は私とるいちゃ……」

「るい!ジュース買いに行こう〜、麻理が全員におごるって」

「ええ〜!!?ちょっ……………わかった…………………全員ね」


 世の中の不条理を体験した麻理、ハァーとため息を吐きながら500円を渡した。


「おおきに!るい行こう!」


 るいはわけのわからないまま話が進んでいる事についていけず、いつものように混乱。

 その様子にイライラしたあかねはるいの手を無理やり引っ張り、一つ曲がったとこにある自販機へ走った。