ラベンダー畑おぼえてる?

「何か酒に酔ったウチのオトンやな〜」

「あかねちゃん、見てないで手伝って!」

「はいはい、麻理は無茶ばっかすんな〜」


 やれやれ顔のあかね。しかし、既に奈緒の両肩が埋まっており、二人に手を貸す事が出来ない。


「あかねちゃんどうしたの?早く手伝ってよー」

「なあー、このまま奈緒が元気になるまで待っとかへん?」

「う〜ん、なら奈緒のためにジュースでも買ってくるね」

「ええなあ〜、ウチも飲みたいわ〜、あ〜あノド渇いてたまらんわ〜」


 あかねは横目で麻理を見る。麻理は顔を逸らすがあかねは麻理をじーっと見続けた。


「誰か優しい人おらんかな〜、関西におった時なんかおごってもらってたしな〜」


 麻理は更に頑張って顔を逸らす。それに負けない位、あかねは麻理から目を離さない。