ラベンダー畑おぼえてる?

「か、勝手に私のクマちゃん使わないでよ!!」

「るいちゃんるいちゃん、僕寒いよ」

「私のクマちゃんを使って変な事しないで!!!」

「寒いから奈緒ちゃんに暖めてもらおうかな〜」

「私のクマちゃん返して、入っていいから!!」


 クマのぬいぐるみを返してもらったるいは、二度と奈緒の被害を受けないよう大事に抱きしめ、暖を取れるようになった奈緒はるいに引っ付いた。


「そのクマちゃんまだ持ってたんだね」

「はい無視」

「昔のるいちゃんはその人形より小さくって可愛かったよね〜」

「ありえないから無視」

「あ、るいちゃんの方が可愛いよ。私もそのクマちゃんになりたいな〜」

「……………無視!」


 奈緒は身体と同時に話にも熱が入り、るいはそのうっとしさで部屋の温度が上がったように感じた。