「絢華ー、聞いてるの?どっか飛んでるよー」
「あ」
優太とのことを思い出していて、菜摘の話を全然聞いてなかった。
「ごめん」
「どうせ優太先輩のことでも考えてたんでしょ?」
バレてるし。
「最近どうなのー?」
最近……
「……避けられてるかも」
この言葉を発したとたん、涙がポロポロと溢れてきた。
「ちょっ、絢華!?」
桜ヶ丘高校のバスケ部はほんとに強くて、練習量も半端ない。
だから、あまり会えないことも覚悟してたし、頑張って耐えてきた。
でも最近は、電話やメールもほとんどなくなって、約束をドタキャンされることもある。
しかも一度や二度じゃない。
最後に会ったのは……
もう一ヵ月も前。
「絢華?」
「振られちゃうかも」
「え!?何か言われたの?」
「言われるも何も、……もう二週間くらい、連絡もない」
「……」
「やっぱり、見てるだけの方がよかったのかな」
あの頃って、一目見れただけで凄く嬉しくて、言葉を交わせたらその日は眠れないくらいに幸せだった。
「あ」
優太とのことを思い出していて、菜摘の話を全然聞いてなかった。
「ごめん」
「どうせ優太先輩のことでも考えてたんでしょ?」
バレてるし。
「最近どうなのー?」
最近……
「……避けられてるかも」
この言葉を発したとたん、涙がポロポロと溢れてきた。
「ちょっ、絢華!?」
桜ヶ丘高校のバスケ部はほんとに強くて、練習量も半端ない。
だから、あまり会えないことも覚悟してたし、頑張って耐えてきた。
でも最近は、電話やメールもほとんどなくなって、約束をドタキャンされることもある。
しかも一度や二度じゃない。
最後に会ったのは……
もう一ヵ月も前。
「絢華?」
「振られちゃうかも」
「え!?何か言われたの?」
「言われるも何も、……もう二週間くらい、連絡もない」
「……」
「やっぱり、見てるだけの方がよかったのかな」
あの頃って、一目見れただけで凄く嬉しくて、言葉を交わせたらその日は眠れないくらいに幸せだった。


