流れ星☆彡

佳菜子さんの声を聞いたら、さらに勢いを増して涙が溢れてきた。



「佳菜……子さっ、……う…くッ…」


“絢華ちゃん!?どうしたの?”


「優、太がッ……優太、がッ…」



そのあとは何を話したか、覚えてない。


とりあえず佳菜子さんが、“迎えに行くから待ってて”と言ったことだけは覚えていた。




それからどれだけ経ったのか……


短い時間だったかもしれないし、長い時間だったかもしれない。


蒼太を抱き締めながら、止まることのない涙を流し続けた。



部屋の中に、インターフォンの音が鳴り響いて、ドアを開けると……



「絢華ちゃん!すぐ出れる?」



隼人さんが立っていた。


そのあとは、蒼太と二人、隼人さんに引きずられるように車に乗せられ、病院へ向かった。


病院へ着いたのは、もう夜の八時を過ぎていたから、夜間入口から入った。


隼人さんがいろいろ話してくれて、あたしはただ言われるがままに頷き、連れられるがままについていった。