この暑い中でも、蒼太のいる生活にも慣れてきて、平日は麻衣ちゃんと理久くんといることが多く、麻衣ちゃんとこへ行ったり、うちへ来たり……


近くの児童館や公園へ行ったり……


休日は家族三人で、散歩へ行ったり、ショッピングへ行ったりもしている。






いつも寝る時は畳の上に布団を敷いて、蒼太を真ん中にして川の字になって寝ている。


でもいつも、いつの間にかあたしの隣には優太がいて、ぎゅっと抱き締められている。



「絢華、疲れてる?」


「え、ううん。疲れてるのは、仕事してる優太でしょ?」


「俺は、絢華と蒼太の顔を見たとたん、疲れなんて一気に吹っ飛ぶけどな」



そう言って、優太は抱き締める腕に力を込めた。



「あたしだって、疲れよりも、優太がいて蒼太がいる。そんな生活に幸せばかり感じてるよ」


「俺だって幸せだよ」



そう言って、抱き締めていた腕の力を緩めて、



「絢華」



優太が顔を覗き込んできた。



「ん?」



触れるだけのキス……



「優太、……もっとして」


「あんまり、煽るなよ。俺、止まらなくなってもしらねぇからな」