優太の蒼太に対する溺愛っぷりは、あたしでも妬けちゃうほど凄い。


頬同士をスリスリさせて、頬にチュッてして……


つい“あたしには?”って言いたくなる。


息子にやきもち妬いてどうするのよーーー!


でもあたしが蒼太におっぱいをあげていると、優太は決まって



「俺には?」



って言ってくる。


最初は顔がかぁぁって熱くなるほど恥ずかしかったけれど、こうも毎回言われると慣れるもので……


それでも、あたしは優太に“あたしには?”って聞けなくて。


あたしも優太からのキスがほしいなぁなんて思ってしまう。


そんなことを考えていると、顔に出ていたのか、



「何拗ねたような顔してんの?」



って言われて……


口籠もりながら小さく



「キスしたい」



と言うと、優太はやさしく微笑んで



「俺もしたい」



と言って、チュッと触れるだけのキスをしてきた。でも……



「足りない」



と、つい、本音が出ると……



「知らねぇからな」



優太はそう言って、やさしいキスが深いキスに変わっていった。