もっと近づきたくて、今度はあたしから口付けた。
明らかに困った顔をした優太。
「……イヤ、だった?」
「そんなことねぇよ」
それからは、ずっと沈黙だった。
「優太、……好き」
「ん、俺も絢華が好きだよ」
「ほんとに?」
「ん、ほんと」
さっきの困った顔が、今はやさしい表情になっている。
良かった……
「そろそろ帰るよ」
「えっ、もう?」
「ん」
「ヤダ、帰らないで」
こんなにやさしい表情をした優太を、帰したくない。
「ずっと一緒にいてよ」
どうせ帰っても一人なのに、どうして優太は“もっと絢華といたい”って思ってくれないの?
「ごめんな、もう帰るよ」
「……」
「絢華、じゃあな、また連絡するよ。おやすみ」
そう言って、部屋を出ていった。
どうしてだろう……
優太との時間の中で、嬉しいことも幸せなこともいっぱいあるのに……
どうして心は満たされないんだろう……
明らかに困った顔をした優太。
「……イヤ、だった?」
「そんなことねぇよ」
それからは、ずっと沈黙だった。
「優太、……好き」
「ん、俺も絢華が好きだよ」
「ほんとに?」
「ん、ほんと」
さっきの困った顔が、今はやさしい表情になっている。
良かった……
「そろそろ帰るよ」
「えっ、もう?」
「ん」
「ヤダ、帰らないで」
こんなにやさしい表情をした優太を、帰したくない。
「ずっと一緒にいてよ」
どうせ帰っても一人なのに、どうして優太は“もっと絢華といたい”って思ってくれないの?
「ごめんな、もう帰るよ」
「……」
「絢華、じゃあな、また連絡するよ。おやすみ」
そう言って、部屋を出ていった。
どうしてだろう……
優太との時間の中で、嬉しいことも幸せなこともいっぱいあるのに……
どうして心は満たされないんだろう……


