キスもだんだん深くなって、優太の服を握る手に力が入る。


ふと、ブラのホックを外された。



「ダ、ダメだよっ」



紗羽がきてるのに。


でも、優太の大きな手はあたしの胸を包む。



「……ぁ…んっ…」



キスを繰り返しながら、優太の愛撫は続く。



「優太、……好き」



どれだけ言っても足りない。


もっともっとと言いたくなる。


それほど優太のことが好き。



「絢華……続きは夜な?」


「えっ」


「もうすぐ紗羽ちゃんが来るだろ」


「あ」



そっか……


そうだった。


今度こそ服を着る。


しばらくしたら、紗羽が入ってきた。



「絢華、起きたんだ」


「うん」


「てか、絢華って、暑いといつも脱いじゃうの?」



やっぱり脱いだんだ。



「初めてかも」


「ふふ、そうなんだ。“暑いよー”とか言いながら、脱ぎ始めるから焦ったんだよ?」


「ご、ごめん」


「俺はいつでも大歓迎だからな?」


「優太のバカ」



頬を膨らませながらそう言ったけれど、こういうふざけた優太もほんとに好きだなって思う。