つい、ずっと付けてていいのか聞いてしまった。
遠回しに“ずっとそばにいたい”って……
「ねぇ、……優太……」
「ん?」
「一つ、……お願いがあるんだけど」
「何?」
心臓がどきどきしてきた。
優太にも聞こえるんじゃないかってほどに、大きく音をたてている。
「…………キスして」
優太の綺麗な瞳を見つめながら言ったから、動揺してるってはっきりとわかった。
「なに、……突然」
動揺の瞳が、困惑のそれに変わる。
困ってるんだ。
「だって、……優太のキス……好きなんだもん。優太と、……キスしたい」
消えそうなほどの小さな声で言ったから、優太には届いていなかったのかもしれない。
「……」
しばらく沈黙が続いたあと、優太はあたしの肩に腕を回して引き寄せた。
優太のぬくもりに涙が出そうになる。
「絢華」
顔を上げると、ゆっくりと優太が近づいてきて……
触れるだけのキスをした。
えっ、それだけ?
遠回しに“ずっとそばにいたい”って……
「ねぇ、……優太……」
「ん?」
「一つ、……お願いがあるんだけど」
「何?」
心臓がどきどきしてきた。
優太にも聞こえるんじゃないかってほどに、大きく音をたてている。
「…………キスして」
優太の綺麗な瞳を見つめながら言ったから、動揺してるってはっきりとわかった。
「なに、……突然」
動揺の瞳が、困惑のそれに変わる。
困ってるんだ。
「だって、……優太のキス……好きなんだもん。優太と、……キスしたい」
消えそうなほどの小さな声で言ったから、優太には届いていなかったのかもしれない。
「……」
しばらく沈黙が続いたあと、優太はあたしの肩に腕を回して引き寄せた。
優太のぬくもりに涙が出そうになる。
「絢華」
顔を上げると、ゆっくりと優太が近づいてきて……
触れるだけのキスをした。
えっ、それだけ?


