流れ星☆彡

手が離れた瞬間、心まで離れた気がして、凄く切なくなった。



「絢華、これプレゼント」



手渡されたのは、細長い箱。



「わっ!ありがとう!開けてもいい?」


「ん」



するりとリボンをほどいて、包装紙をはがして、箱を開ける。



「わぁー、可愛い!」



ハート型のネックレスだった。



「優太、付けて!」


「俺が付けんの?」


「うん!」



胸辺りまである髪を上げて背中を向ける。



「……」


「優太?」



でも、なかなか付けてくれない。


優太の方を見ると、思いっきり顔をそらされた。


な、に?



「前向いてろよ、付けてやるから」


「……うん」



なんか、怒ってる?


あたし、なんかしたっけ?


いつもの優太からは、想像もつかない行動だった。



「ほら、できた」



胸の辺りを見ると、ハートのネックレスが光っていて、優太からもらったってだけで、このネックレスが凄く特別なもののように感じる。



「ほんとにありがとう。ずっと付けとく……いい?」


「ん」