「ここ」
そう言って、付けた場所を人差し指で押した。
「……そんなとこに付けたら……見えちゃうじゃん」
肩よりも耳に近い左の首筋に痛みが走った。
「見えねぇと、“俺のもの”って主張できねぇじゃん」
「主張できなくていいし。……てかもう無理じゃん!」
ヤダ、どうしよう。
こんな場所。
シャツの襟にも隠れないよっ。
付けられた場所を押さえて、どうしようかと頭を捻らせていると……
胸元にも次々とチクリチクリ……
「ちょっ、優太!」
そんなに付けたら、体育や部活の時の着替えもできないっ。
必死で頭を引き離そうとするけれど、優太の細くて長い指先での愛撫が始まって、それどころじゃなくなってしまった。
「…んッ…」
「絢華、愛してるよ」
「……優、太……」
結局あたしは……
優太に溺れちゃうんだ。
そう言って、付けた場所を人差し指で押した。
「……そんなとこに付けたら……見えちゃうじゃん」
肩よりも耳に近い左の首筋に痛みが走った。
「見えねぇと、“俺のもの”って主張できねぇじゃん」
「主張できなくていいし。……てかもう無理じゃん!」
ヤダ、どうしよう。
こんな場所。
シャツの襟にも隠れないよっ。
付けられた場所を押さえて、どうしようかと頭を捻らせていると……
胸元にも次々とチクリチクリ……
「ちょっ、優太!」
そんなに付けたら、体育や部活の時の着替えもできないっ。
必死で頭を引き離そうとするけれど、優太の細くて長い指先での愛撫が始まって、それどころじゃなくなってしまった。
「…んッ…」
「絢華、愛してるよ」
「……優、太……」
結局あたしは……
優太に溺れちゃうんだ。


