恥ずかしさを隠しながら、手を繋いで、また空を眺める。
「絢華」
「ん?」
隣を見上げると、優太が近づいてきて唇が触れた。
啄むようなキスを繰り返したあと、唇が離れた。
こんな公衆の面前でキスしちゃったよ。
恥ずかしい……
でも……
優太と触れ合えたことが凄く嬉しくて、そのまま優太の肩に頭を預けた。
ほんとに幸せだな……
八月に入って、インターハイが行われた。
他県での試合だったから、応援しに行くことができなくて凄く残念だった。
いつかあたしが作ったリストバンドを、手首につけて試合に臨んでくれたらしく、めちゃくちゃ嬉しかった。
でもあの時のように、裏返しでつけていたらしく……
『行く前に言ってくれたら作り直したのに』
と言ったら、
『あの時の絢華の想いはこれにしか入ってねぇんだから、俺はこれがいいんだよ』
なんて言うから、また胸がきゅんとなった。
結局、インターハイではベスト8という成績を残して、優太は帰ってきた。
そして、そのまま優太は部活を引退した。
「絢華」
「ん?」
隣を見上げると、優太が近づいてきて唇が触れた。
啄むようなキスを繰り返したあと、唇が離れた。
こんな公衆の面前でキスしちゃったよ。
恥ずかしい……
でも……
優太と触れ合えたことが凄く嬉しくて、そのまま優太の肩に頭を預けた。
ほんとに幸せだな……
八月に入って、インターハイが行われた。
他県での試合だったから、応援しに行くことができなくて凄く残念だった。
いつかあたしが作ったリストバンドを、手首につけて試合に臨んでくれたらしく、めちゃくちゃ嬉しかった。
でもあの時のように、裏返しでつけていたらしく……
『行く前に言ってくれたら作り直したのに』
と言ったら、
『あの時の絢華の想いはこれにしか入ってねぇんだから、俺はこれがいいんだよ』
なんて言うから、また胸がきゅんとなった。
結局、インターハイではベスト8という成績を残して、優太は帰ってきた。
そして、そのまま優太は部活を引退した。


