「いつも自慢してるのよね」
「わっ!佳菜子さん、バラさないで下さいよっ!」
「ふふ、でもお似合いね」
『お似合い』……
あたしからすれば、優太は雲の上のような存在で、今あたしの隣にいることが奇跡だって思ってる。
だから『お似合い』と言われて、ほんとに嬉しかった。
「ママー、とれたよ!」
その時聞こえてきた声。
さっきまであたしが見ていた子供が、佳菜子さんの子供だったらしい。
「娘の里佳(リカ)と息子の隆(タカシ)よ」
「可愛いですね!里佳ちゃん、隆くん、あたし絢華っていうの。よろしくね」
そう言って手を出すと、二人一緒に手を握ってきた。
ほんとに可愛い。
そのあとすぐに佳菜子さんと別れて、しばらく歩いてると……
「絢華、そろそろ花火の場所取りに行かねぇ?」
「あ、そうだね」
この夏祭りを締め括るメインの花火。
これを見たくて、来る人もいっぱいいる。
それなりにいい場所をゲットして腰を下ろした。
始まるまで少し時間があった。
「なんか幸せ」
「俺も」
そう言って優太は、肩を抱き寄せてあたしの頭に“チュッ”とキスをした。
「で?俺の何を自慢してるって?」
「えっ!?」
「さっきの、……佳菜子さんだっけ?言ってたじゃん」
「それ、聞いちゃうの?」
「絢華のことは何でも聞きてぇよ」
きゅん……
あー、ヤバいっ。
その表情も、その言葉も、あたしの心にダイレクトに入ってきて、あたしの心臓をめちゃくちゃ活発にしちゃうよっ。
「わっ!佳菜子さん、バラさないで下さいよっ!」
「ふふ、でもお似合いね」
『お似合い』……
あたしからすれば、優太は雲の上のような存在で、今あたしの隣にいることが奇跡だって思ってる。
だから『お似合い』と言われて、ほんとに嬉しかった。
「ママー、とれたよ!」
その時聞こえてきた声。
さっきまであたしが見ていた子供が、佳菜子さんの子供だったらしい。
「娘の里佳(リカ)と息子の隆(タカシ)よ」
「可愛いですね!里佳ちゃん、隆くん、あたし絢華っていうの。よろしくね」
そう言って手を出すと、二人一緒に手を握ってきた。
ほんとに可愛い。
そのあとすぐに佳菜子さんと別れて、しばらく歩いてると……
「絢華、そろそろ花火の場所取りに行かねぇ?」
「あ、そうだね」
この夏祭りを締め括るメインの花火。
これを見たくて、来る人もいっぱいいる。
それなりにいい場所をゲットして腰を下ろした。
始まるまで少し時間があった。
「なんか幸せ」
「俺も」
そう言って優太は、肩を抱き寄せてあたしの頭に“チュッ”とキスをした。
「で?俺の何を自慢してるって?」
「えっ!?」
「さっきの、……佳菜子さんだっけ?言ってたじゃん」
「それ、聞いちゃうの?」
「絢華のことは何でも聞きてぇよ」
きゅん……
あー、ヤバいっ。
その表情も、その言葉も、あたしの心にダイレクトに入ってきて、あたしの心臓をめちゃくちゃ活発にしちゃうよっ。


