流れ星☆彡

「おかしいと思ってたんだよっ!スカートは長くなってるし、歩き方もどこかおかしいし、チャリに乗ってた時も、時々力を入れてたし……。転んだんだったら、隠す必要ねぇだろ?……こんなにひどくなってんのにっ、…なんで我慢してんだよッ!」


「……」



涙が出てきた。



「絢華、……とりあえず病院行くぞ?」



脱いだ服を着て、夜間救急へ行き手当てをしてもらった。


見た目と痛みはひどいけれど、ただの打撲だったからほっとした。






「で?」


「え?」


「何でそんなことになってんの?」


「……」


「絢華?」


「……あ、お金払うよ」



話を逸らそうと、そう言って、さっき病院で出してもらったお金を返すために、バッグからお財布を取り出したけれど……


慌てていたせいもあって……



「何これ?」



下駄箱に入っていた丸められた紙を、カバンから落としてしまった。


優太が拾おうとしてるから、慌てて



「ダ、ダメッ!」



それを取ると、余計に不審に思ったみたいで、優太に奪い取られてしまった。



「……」



開いた紙をジッと見て、あたしへと視線を移す。