流れ星☆彡

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楽しいはずのバスケが、凄くつまんなくて……


バスケをしている優太を見るのが好きなのに、全然優太の方を見れなくて……


あたしは何のために、バスケ部に入ったんだろうって、悲しくなった。


最近は目立ったことを一つもしていないのに、やっぱり帰りには声が掛かって……


気付いたら、いつも同じ体育館裏……


そんな日が毎日続いた。





あれから二週間……


今は雨が上がっているけれど、昼間は降っていたから、地面がぬかるんでいた。



「今日も手を繋いで登校してたでしょ?」


「乱さないでって言ったわよね?」


「すみません」


「そんな言葉はいらないのよ!ちゃんと行動で示しなさいよ」



そう言って、肩を押されてその場に突き飛ばされた。



「イタッ…」



太ももの下辺りに大きな石があったのか、激痛が走る。


痛さで動けないでいると、



「汚ーい!」



ぬかるんだ土の上だったからか、ジャージがどろどろになってしまった。


ほんとに、汚いよっ……



「とにかく別れてよね?」