.
翌日学校へ行くと、下駄箱に紙が入っていた。
そーっと開いてみると、
「……」
慌てて丸めてカバンに入れた。
そんな変な行動に
「絢華、どうした?」
優太は声をかけてくるけれど……
「ううん、何でもないよ」
すぐに靴を履きかえて、優太とはそこで別れた。
教室の自分の席に座ったら、さっきの手紙の文字で頭の中がいっぱいになった。
“藤本くんと別れろ”
胸が痛いっ。
「絢華、おはよー」
「あ、紗羽、おはよう」
「どうしたの?元気ないね」
「ううん、何でもないよ」
こんなこと、誰にも言えないよ。
昼食は晴れた日だけ、旧校舎の屋上で紗羽と優太の三人で食べることになっていた。
今日は雨で、正直ホッとした。
「ねぇ絢華、やっぱり何かあったでしょ?様子が変だよ?」
紗羽はよく気が付く。
心配そうにあたしの顔を覗き込んでくる紗羽に、我慢できずに涙が出てきた。
「紗羽っ……」
「どうしたのよ?」
昨日のこと、朝の紙のことを紗羽に話した。
翌日学校へ行くと、下駄箱に紙が入っていた。
そーっと開いてみると、
「……」
慌てて丸めてカバンに入れた。
そんな変な行動に
「絢華、どうした?」
優太は声をかけてくるけれど……
「ううん、何でもないよ」
すぐに靴を履きかえて、優太とはそこで別れた。
教室の自分の席に座ったら、さっきの手紙の文字で頭の中がいっぱいになった。
“藤本くんと別れろ”
胸が痛いっ。
「絢華、おはよー」
「あ、紗羽、おはよう」
「どうしたの?元気ないね」
「ううん、何でもないよ」
こんなこと、誰にも言えないよ。
昼食は晴れた日だけ、旧校舎の屋上で紗羽と優太の三人で食べることになっていた。
今日は雨で、正直ホッとした。
「ねぇ絢華、やっぱり何かあったでしょ?様子が変だよ?」
紗羽はよく気が付く。
心配そうにあたしの顔を覗き込んでくる紗羽に、我慢できずに涙が出てきた。
「紗羽っ……」
「どうしたのよ?」
昨日のこと、朝の紙のことを紗羽に話した。


