流れ星☆彡

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翌日学校へ行くと、下駄箱に紙が入っていた。


そーっと開いてみると、



「……」



慌てて丸めてカバンに入れた。


そんな変な行動に



「絢華、どうした?」



優太は声をかけてくるけれど……



「ううん、何でもないよ」



すぐに靴を履きかえて、優太とはそこで別れた。


教室の自分の席に座ったら、さっきの手紙の文字で頭の中がいっぱいになった。



“藤本くんと別れろ”



胸が痛いっ。



「絢華、おはよー」


「あ、紗羽、おはよう」


「どうしたの?元気ないね」


「ううん、何でもないよ」



こんなこと、誰にも言えないよ。





昼食は晴れた日だけ、旧校舎の屋上で紗羽と優太の三人で食べることになっていた。


今日は雨で、正直ホッとした。



「ねぇ絢華、やっぱり何かあったでしょ?様子が変だよ?」



紗羽はよく気が付く。


心配そうにあたしの顔を覗き込んでくる紗羽に、我慢できずに涙が出てきた。



「紗羽っ……」


「どうしたのよ?」



昨日のこと、朝の紙のことを紗羽に話した。