三人の先輩についていくと、そこは体育館裏……
こんなところに連れてこられるなんて、なんか、イヤな予感……
「須藤さん、何様のつもり?」
「え?」
「それよっ!」
指差された先には……
優太にもらったリストバンド。
「こ、これはっ」
「一年のくせに、そんな目立ったもの付けないでくれる?」
「すみませんっ」
そう言って、リストバンドを外してポケットに入れる。
やっぱり目立ってるんだ。
わかってたことだけど……
「藤本くんと付き合ってんの?」
「……」
こういう時って、正直に言うべきなのかな。
どうしていいのかわからなくて、黙っていると……
「生意気なんだけど」
「えっ」
鋭い視線と共に、刺のある言い方で、言葉を投げられた。
あたし、何もしてないのに……
「今までずっと、みんな平等に接してきたのよ?乱さないでくれる?」
「藤本くんに近づかないでよね」
「目障りなのよ」
次々とぶつけられる言葉に、涙が出そうになる。
どうしよう……
その時――
「絢華ちゃーん!」
今のあたしを助けてくれるかのように、江里ちゃんの声が響いてきた。
「そういうことだからっ」
先輩達は、その声を聞いてか、慌てて去っていった。
「あ、ここにいたんだ。あまりに遅いから……。彼氏も探してたよ?」
江里ちゃんの顔を見たら凄くほっとして、我慢していた涙が一粒だけこぼれ落ちた。
こんなところに連れてこられるなんて、なんか、イヤな予感……
「須藤さん、何様のつもり?」
「え?」
「それよっ!」
指差された先には……
優太にもらったリストバンド。
「こ、これはっ」
「一年のくせに、そんな目立ったもの付けないでくれる?」
「すみませんっ」
そう言って、リストバンドを外してポケットに入れる。
やっぱり目立ってるんだ。
わかってたことだけど……
「藤本くんと付き合ってんの?」
「……」
こういう時って、正直に言うべきなのかな。
どうしていいのかわからなくて、黙っていると……
「生意気なんだけど」
「えっ」
鋭い視線と共に、刺のある言い方で、言葉を投げられた。
あたし、何もしてないのに……
「今までずっと、みんな平等に接してきたのよ?乱さないでくれる?」
「藤本くんに近づかないでよね」
「目障りなのよ」
次々とぶつけられる言葉に、涙が出そうになる。
どうしよう……
その時――
「絢華ちゃーん!」
今のあたしを助けてくれるかのように、江里ちゃんの声が響いてきた。
「そういうことだからっ」
先輩達は、その声を聞いてか、慌てて去っていった。
「あ、ここにいたんだ。あまりに遅いから……。彼氏も探してたよ?」
江里ちゃんの顔を見たら凄くほっとして、我慢していた涙が一粒だけこぼれ落ちた。


