「ゆ、ゆうたっ!ここ学校だよ!?」
「わかってるよ。でもしょうがねぇじゃん、我慢できなくなったんだから」
「……」
あたしだってほんとは……
こうやって抱き締められたり、キスされたりするのは好き。
どうしたらいいのかわからないくらい……
優太のことが好きだよ。
放課後、江里ちゃんと部活へやってきた。
優太がくれた、あのリストバンドは結局ジャージのポケットの中。
ユニホームが赤だから仕方ないんだけど、あたしが付けると、赤はさすがに目立ちすぎる。
早く来過ぎたのか、先輩たちもまだちらほらしかいなくて、江里ちゃんと体育館の隅っこで始まるのを待っていた。
何人か集まってきたなぁって思い始めた頃……
突然体育館が騒がしくなって……
顔を上げると……
優太がこっちに歩いてきた。
「絢華、何で付けてねぇの?」
「えっ、優太?……何?」
「リストバンドだよ」
わざわざ言いにこなくてもいいのに。
ポケットから取り出して
「ちゃんと持ってるよ」
「ちょっと貸せ」
「わかってるよ。でもしょうがねぇじゃん、我慢できなくなったんだから」
「……」
あたしだってほんとは……
こうやって抱き締められたり、キスされたりするのは好き。
どうしたらいいのかわからないくらい……
優太のことが好きだよ。
放課後、江里ちゃんと部活へやってきた。
優太がくれた、あのリストバンドは結局ジャージのポケットの中。
ユニホームが赤だから仕方ないんだけど、あたしが付けると、赤はさすがに目立ちすぎる。
早く来過ぎたのか、先輩たちもまだちらほらしかいなくて、江里ちゃんと体育館の隅っこで始まるのを待っていた。
何人か集まってきたなぁって思い始めた頃……
突然体育館が騒がしくなって……
顔を上げると……
優太がこっちに歩いてきた。
「絢華、何で付けてねぇの?」
「えっ、優太?……何?」
「リストバンドだよ」
わざわざ言いにこなくてもいいのに。
ポケットから取り出して
「ちゃんと持ってるよ」
「ちょっと貸せ」


