でももし、優太が何も言わずに突然いなくなったりしたら、あたしだって焦る。
「ごめんね」
「いや、つーか俺、すっげぇカッコ悪ぃじゃん」
「あはは、ほんとだよな。そんなおまえ初めて見るよ」
太一さんが笑いながら言った。
でも……
「あたしはどんな優太でも好きだよ?」
「やべぇ、……マジでやべぇ」
優太はあたしの手を引いて、早足で歩き始めた。
「ゆ、ゆうた!?」
背は高いし、足も長い優太の早足についていくのは、正直大変で……
あたしは小走りしながら、必死についていった。
昇降口を過ぎて、校舎の裏にまわる。
「優太!?どこに行くの?」
誰もいなくなったところで足を止めて……
振り返ったと思ったら……
ぎゅっと抱き締めてきた。
「絢華、あーいう場所で、あーいうことをあんまり言うな」
「あーいうこと?」
首を傾げていると、抱き締めている腕の力が弱まり、優太の指があたしの顎に掛かって……
クイッと持ち上げた。
その瞬間近づいた優太の唇が、あたしのそれに触れた。
慌てて優太の胸を押す。
「ごめんね」
「いや、つーか俺、すっげぇカッコ悪ぃじゃん」
「あはは、ほんとだよな。そんなおまえ初めて見るよ」
太一さんが笑いながら言った。
でも……
「あたしはどんな優太でも好きだよ?」
「やべぇ、……マジでやべぇ」
優太はあたしの手を引いて、早足で歩き始めた。
「ゆ、ゆうた!?」
背は高いし、足も長い優太の早足についていくのは、正直大変で……
あたしは小走りしながら、必死についていった。
昇降口を過ぎて、校舎の裏にまわる。
「優太!?どこに行くの?」
誰もいなくなったところで足を止めて……
振り返ったと思ったら……
ぎゅっと抱き締めてきた。
「絢華、あーいう場所で、あーいうことをあんまり言うな」
「あーいうこと?」
首を傾げていると、抱き締めている腕の力が弱まり、優太の指があたしの顎に掛かって……
クイッと持ち上げた。
その瞬間近づいた優太の唇が、あたしのそれに触れた。
慌てて優太の胸を押す。


