迷って迷って迷ったあげく亮汰にメールを送ることにした
〈ごめんなさい。亮汰のこと嫌いなわけじゃないの。ただちょっとむかつくことがあったからさ〉
返信を待つ間のはこれまでに経験したことのないほどそれはそれは長い時間だった気がする
でもきっと5分もなかったのだろう、こんなにもまちどうしいメールは初めてだ
ピロリロリン♪
「きゃっ!!!」
ビックリしすぎて携帯を放り投げてしまった
なんでこんなに緊張してんだろ自分。
馬鹿みたいだ
思わず笑えてしまう
携帯を拾い上げ画面を見るとやはり亮汰からの返信だった
《ほんとか??なんかあるなら言えよ??まあ、心配だったからよかったよ!!!》
心配とかしてくれるんだ、なんか特別みたいで嬉しすぎる
〈心配してくれてありがとね!!!亮汰って女の子とめっちゃ仲いいよね??〉
《そうか??みんなと仲いいよっ!!!》
「そーじゃないんだって、、、」
マイコのことを聞きだいが、どうしてもためらってしまう。
もしマイコが好きだったら??
もしあたしのことがすごく嫌いだったら??
キリがないほど悪いことばかり頭をよぎる。
考えれば考えるほど涙が出そうになる。
ばかだ。
こんなこと思うくらいなら言わなきゃだめだっ!!!
〈ねー亮汰??ちょっと電話してもいい??〉
送信してから心の中ではダメって言って!!!という思いが少しあった
でも伝えなきゃいけないよね、、、
ピロリロリン♪
《どうした??別にいいよ!!!》

