『栞の家は…』 佑はなにかを迷っているようだ。 「何があったのかはわからないけど、でも…」 『帰っちゃだめだ』 「どうして…!?」 訳がわからない。 どうして自分が自分の家に帰っちゃいけないんだろう。 すると佑が重たい口を開いた。 『栞が家に帰ったら…また同じことになってしまう…』 「え…同じことってなに?お願い、教えて!」 ハッとして佑を見ると 泣いていた。 な…んで…?