私は… 『大丈夫、知ってるから』 「え?」 なんのことだろうかと考えたが 考えても脳にある情報はあきれるほど少ない。 すると佑と名乗った男の子が衝撃の言葉を発した。 『栞さん、君には記憶がないんだ。それで…冷静になって聞いてほし… 男の子がそこまで言ったところだっただろうか 私は記憶を失ったことを受け入れられず 倒れてしまった。