「ねぇ、君の家はどうしてそんなにうるさいの?」 幼い俺の問いに、少女は俯きながら答えた。 「ごめんね。お母さんとお父さんが、喧嘩をしているの」 「よく、リコン、って言うんだけど、リコンって何なのかな」 少女は続ける。 「あたしは、嫌なことだと思うんだ。やめて欲しいな、リコン」 ひとつ、雫がおちた。