押し黙った真奈を見据え、瑞姫は言い放った。


「止めなかったあなたは、正直私からしたら暴力振るった奴と何も変わらないよ」

私には、敵か味方かしかなかったのだ。
そして、西田も飯島も味方ではなかった。


「まあ、話し合いには応じてくれるみたいだし別に良いけど。今日の放課後、少し残ってくれる?」


真奈は返事をしなかった。
代わりに、鈴羅がつっかえながら頷く。


「わ、かった」
「そんなわけだから、邪魔するつもりなら残んないでね」


完全に瑞姫の雰囲気に呑まれたクラスメート達は、誰も文句を言わなかった。