1週間、いじめを受けた生徒が学校を休んだら、それは不登校と見做されてもおかしくない。
むしろ自然だ。
だから、瑞姫のことも不登校だと思っていたのだろう。
しかも今まで自主的な発言は一切なく、唯一の例外はいじめの発端となったあの鈴羅との言い争いだけ。
クラスメート達の驚きは想像に難くない。
「端的に言うと、金輪際私に暴力を振るうのは止めてほしい。私に非が無かったとは言えないけど、世間一般では先に手ぇ出した方が不利って言うよね。私が何か血迷って、警察に診断書持って駆け込む前に止めといて」
一方的とも取れる瑞姫の台詞に「脅す気かよ!」等と野次が飛ぶ。
それをきっかけに復活しそうになったざわめきを、瑞姫は押し返した。
「脅しでも何でもなくて、私には実行出来ることだけど?」


