風呂を出た瑞姫は、案の定待っていた香奈に、那央からの伝言を聞いた。
向こう一週間は学校を休ませること。
その間に今まで学校であったことを話すこと。
バレてる、と冷や汗を掻いた半面、ホッと安堵の息が洩れた。
正直、しばらく外出はしたくない。
それに、クラスメートが派手な暴力に走りはじめた手前、隠し切り尚且つ抱え込み続けるのは辛い、と心の片隅で思ったこともあったのだ。
心配させたくない。
でも、怪我したら確実に心配させる。
予告のない突然の怪我、それも人為的なものなら尚更だろう。
でも、話すには少しは時間が必要かな、と思ったちょうどその時、ノックと同時に部屋のドアが開いた。


