家に帰った香奈は、瑞姫を風呂場に押し込んで、魔王と対面していた。 「えっとぉ、里沙はぁ……?」 「寝た」 「あ……そうなんだぁ……」 物凄く怖い。 言わずもがな魔王とは透のことだ。 香奈にしたって瑞姫に起こったことに怒ってはいるが、透はそれ以上だ。 「はあぁ……透兄ちゃんって、お姉ちゃんのこと大好きだよね」 「…………」 「心配なのは分かるけど、話し掛けるのは明日以降にしてあげてねぇ。明日は学校休ませる、って那央兄ちゃんも言ってたしぃ」